ぎゃらりぃ07 april.15 源流を詰め

眠っていた記憶
甦る感動に興奮しながら
次々浮かんでは消え去る経験
例え時代はどう変ろうと 山人は其処に

        
                 oozeki


早朝峠超えの車窓からは

迷路のようなルートを辿り

静かに滑り落ちて

生ける化石イモナ(ヤマト岩魚)

静寂の中を

こんな白っぽい個体も

増水時流水に表れただろう岩板

サイズはやはり小さい

何処までも透き通る渓

最後の一本となった

消え入りそうな踏み跡

既に源頭近い筈

やがて落ち葉と密集した笹薮の中に。。

稜線に跳び出た

縦走ルートからの山容